心療内科について

心療内科について

心療内科医は、心身症を診る専門医です。
「心身症」とは、身体症状の発症や増悪、維持されている要因に心理社会的な背景が深く関わる病態を基礎とした疾患群のことを指します。症状に該当する科を受診しても検査で異常がないといわれた、効果があるはずの治療をしても改善がみられないなど、器質的な要因だけでは症状の説明がつかず、症状が続き苦痛を伴っている方が対象となります。

心身症の原因

このような病態が生じる理由として、人の身体には自律神経という状況に適応してさまざまな器官の機能を自動調整してくれる神経があり、その調節障害を合併している場合に多彩な身体症状が生じてくるためです。
例えば不眠、食欲不振、意欲低下、集中困難、喜びの喪失、易疲労感などうつのような症状から、頭痛、耳鳴り、めまい、味覚障害、動悸、冷汗、吐き気、呼吸苦、便通異常、全身の疼痛、しびれなどまで多岐にわたります。
そのような身体症状や、それに伴う精神的苦痛を軽減するためのサポートを総合的にさせていただきます。